沼津港で日帰り旅行!おすすめスポットご紹介

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静岡県沼津市にある港、沼津港はエンターテイメントから釣りや飲食もできるお店も沢山あり、子どもから大人まで楽しめる様々なスポットがあります。1日中、沼津港に居ても飽きがこないことが特徴で、ゆっくり沼津港で過ごすことができます。

沼津港にはどのようなスポットがあるのか、どのような楽しみ方があるのかなど沼津港に行ったら楽しめるスポットについてご紹介します。

沼津港とはどのような場所なのか

静岡県沼津市にある駿河湾に面する港湾を沼津港と言います。沼津港は地方港湾、特定地域振興重要港湾に指定されているため大きな港となっており、船や旅客線などを見かけることも多々あります。2009年(平成21年)情報によりますと、沼津港の水揚げ量は国内で16位となっており、全国の中でも上位を占める漁獲量があります。

沼津港で漁獲される魚は、春や夏にはトンボマグロ、キワダマグロ、キメジなど産卵期を前にしたぷっくりした魚が獲れることが特徴です。

秋や冬には脂肪を含んだトロっとした魚が獲れることが特徴で、ホウボウ、ヒラメ、ヒゲダラが漁獲されます。漁獲したものを新鮮なうちに食事することができるのは沼津港だけです。獲れたてのうま味を充分に味わうことが出来ます。

沼津港に行くためには電車などの交通機関を利用する方法と自家用車で行く方法があります。東海道線の沼津駅から沼津港までは伊豆箱根バスまたは東海バスオレンジシャトル、タクシーで15分ほどで着きます。東京方面から電車で来る場合は直通で沼津まで行く電車もありますが1日に2本程度しかありませんので、小田原駅または熱海駅で乗り換えが必要になります。

電車を利用する場合に注意したいポイントは電子マネーを利用して乗車した場合です。たとえば、電子マネーには関東だけで利用できるもの、東海だけで利用できるものがありますので、関東から沼津へ行く場合は沼津は東海になりますので電子マネーが利用できないという場合もあります。

このような場合は駅を降車した時に清算をしなくてはなりませんので駅の係員に尋ねましょう。車の場合は東名高速道路沼津インターチェンジまたは東駿河湾環状道路沼津岡宮インターチェンジから直線距離で30分ほどで着くことが出来ます。

駐車場も無料のものから有料のものまで色々ありますので不便はありません。

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沼津港で食事をするなら

沼津港で食事をするなら、やはり魚関連のものが良いでしょう。新鮮なお魚を扱った料理を味わうことが出来ます。刺身、寿司、フライ、バーガーなど様々なジャンルがありますのでお好みのお食事店を見つけることが出来ます。

刺身や寿司の場合は、その時々によって獲れるものが異なりますので、毎回同じ物を食べられるという保証はありませんが、その日のおすすめという形でお店に張り出されていますので、もしかしたらレア魚に出会える可能性もあります。

海鮮丼、寿司、刺身、あじ、カキなど目的によってお店を選ぶことも可能です。お店がたくさんあって、どこに入ったら良いのか分からないといった場合はお店のお品書きやポスターがお店の前にありますのでチェックしましょう。

あなたのお気に入りのお店が見つかりますよ。中には特許を取得している料理もありますし、フライを売りにしているお店など、お店独自の目玉料理があります。和食が中心になりますが、バーガーショップなどもありますので気分に合わせてお店選びをするのも良いです。

沼津港で食事のあとのデザートと言えば

2018年7月にオープンした深海プリンが有名になっています。深海プリン工房というお店が沼津港の角地にあって毎日行列ができています。深海プリンは見た目も味も満足度が高いのでリピーターが多いことも特徴です。

プリンは瓶に入っていて2層構造になっています。上にはソーダ味の深海を思わせる青色のゼリーになっていて、下にはバニラビーンズの効いたトロっとしたプリンになっています。このプリンを上から食べるのか、混ぜて食べるのかといったところが悩みどころですが、結果としてはどちらの食べ方も美味しいです。

店内には販売場所の隣に工房があり、プリンを作っている作業の様子を見ることが出来ます。全て手作りなので真剣で丁寧に作業されている従業員の姿を見ることが出来ます。深海プリン以外の味もありますが、はじめて行く場合は深海プリンを手に取ってみてください。

味の深さに感動するでしょう。また、プリンのほかにソフトクリームもあります。お味は3種類ありますので、全ての味を満喫する人もいるほど美味しいと評判になっています。深海プリン工房はもともとは寿司屋でした。ちなみに寿司屋さんの時のオーナーさんが深海プリン工房を経営されています。

もともとは寿司職人だった人が今ではプリンを作っているという意外さもありますが、絶品のプリンを是非堪能してみてはいかがでしょうか。

沼津港のエンターテイメント施設

沼津港には深海魚水族館(シーラカンス・ミュージアム)という水族館があります。魅力は、なんといってもシーラカンスが展示されていることです。レプリカではない本物のシーラカンスを見ることが出来ます。そのほか深海に生息する魚などの動物を見ることが出来ます。

深海に住む魚や動物は地上に出てしまうと気圧の変化などによって死んでしまう場合が多いのですが、丁寧に運ぶことで水族館での飼育が可能になります。深海魚水族館(シーラカンス・ミュージアム)では応援隊長にお笑い芸人のやるせなすの石井康太さんが就任しており、毎月5日間は飼育やイベント、解説を行っていますので間近で見たい人はWEBサイトで石井さんがくる日を確認できます。

チェックしておきましょう。また、希少価値の高い深海魚を展示していることもありますので、行ったときに偶然見ることが出来るかもしれません。特にメンダコのファンは捕獲された情報を受け取るといち早く駆けつけます。

深海魚水族館(シーラカンス・ミュージアム)で観られるシーラカンスの魅力とは

生きた化石とも呼ばれるシーラカンスは、1938年に南アフリカで発見されたことをきっかけに存在を全世界が知ることになりました。その姿かたちは3億5000万年前と変わらないままと言います。シーラカンスは絶滅したと考えられていたため、この発見が学会および世界に大きな反響を呼びました。

現在は南アフリカをはじめコモロ諸島やタンザニア、インドネシアで生息を確認されていますが、日本ではまだ見つかっていません。しかし、駿河湾は深い海を持っているため、もしかしたら泳いでいるのではないかと学者の間でも研究がされています。

シーラカンスは「ゴンベッサ」とコモロの人々は呼んでいます。コモロとはマダガスカル島の近くにある諸島で、インド洋のグランドコモロ島、アンジュアン島、モヘリ島で構成される国家です。ゴンベッサとは食べられない魚、使えない魚という意味で使用されていますが、価値があるので幸せを呼ぶ魚と言われ親しみを持たれています。

深海魚は脂身が多いため、通常の調理方法では食べることができず、胃に負担をかけてしまい、嘔吐や下痢を引き起こします。そのため食べられないという風に言われています。シーラカンスは水深40メートルから600メートルで生息をしていると言われており、魚やイカなどを食べて過ごしています。

シーラカンスは速く泳ぐことは出来ませんので漂いながら近寄ってくる魚やエビを食べています。シーラカンスの特徴は逆立ちをして海底にいる魚やエビなどの動物たちを食べることです。深海魚水族館(シーラカンス・ミュージアム)で展示されているシーラカンスの胃からは実際にサバの仲間やイカが出てきています。

深海魚水族館(シーラカンス・ミュージアム)に展示されているシーラカンスは1979年に日本シーラカンス学術調査隊が現地と協力して捕獲した魚です。《参照元 … 日帰りバスツアー

全部合わせて5体あり、そのうち2体は冷凍保存されていて世界の中でも展示数は最も多い方に換算されます。現在では絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)の第I類に指定されていますので、捕獲することも展示することも禁止されています。

深海魚水族館(シーラカンス・ミュージアム)で展示されているシーラカンスは正式に展示が許された珍しい魚となっています。